三島町・第一只見川橋梁ビューポイント(D地点)2018年2月24日 7:24撮影
いよいよ奥会津に本領発揮!の季節がやってきます。180度見渡せるこの第一只見川橋梁ビューポイントに、この冬もまた世界中から沢山の人がやってくるでしょう。
頂上のD地点からは、右前方には第一只見川橋梁、左前方には第二只見川橋梁、渓谷の間を走り抜けていく只見線の姿を2回も捉えることが出来ます。まさに一粒で二度美味しい♪欲張りな展望台。真ん中に埋もれて見える看板が、雪の深さを物語っています。
国道252号沿いの道の駅【尾瀬街道みしま宿】のパーキングから歩いて2分ほどで登り口のA地点に着きます。ビューポイントは3段階あるので、それぞれの好みや体調に合わせてどこまでトライするか決めることもできます。
A地点 登り口
B地点 初級者さん向け
C地点 頑張り屋さん向け
D地点 欲張りさん向け
BからCまでの区間がややきついのですが、Cまで行ってしまえばDまではすぐなので是非頂上を目指してください。先月、遊歩道改良工事が行われてとても登りやすくなりましたが、足元は滑りにくい履物が必須です。
第一只見川橋梁ビューポイント(B地点)2018年2月24日 8:13撮影
こちらが最初のビューポイントB地点です。A地点(登り口)からたったの数分登るだけですでにこの絶景!美しい雪の華を纏った木々が回りを取り囲み、只見川の深い蒼に彩を添えます。橋の全景までは見えませんが、他の地点に比べて橋までの距離が最も近いため、私のようにスマホの人にとっては列車の姿をクリアに撮れる場所です。列車があろうと無かろうと、私はここからの構図が一番好きです。
第一只見川橋梁ビューポイント(C地点) 2018年2月24日7:48撮影
そしてここがC地点。一体どこが違うんだと言われそうですが、ここまで登ると橋の全景が見えるようになります。B地点から急な坂を頑張って登ること約5分(個人差あり)。朝日に照らされキラキラ光る雪の華を見るなら絶対に早朝がベストです!
2018年2月25日 7:37撮影
一日6往復しか走らない只見線。列車のやってくる音が聞こえると、一気に緊張した空気が流れます。そして列車の姿が見え始めると静かな山の上は一斉にカメラのシャッター音が響き渡ります。以前はあっという間に通り過ぎてしまったのですが、最近は橋を渡るときだけ極端にゆっくりと走ってくれるようになりました。お陰で縦に撮ったり横に撮ったりズームにしたり、色々トライできるので嬉しい限りです。時間帯によって3両編成やラッピング車両の時もありますが、この2両編成のキハ40(オリジナルカラー)は、まるでおもちゃのようで可愛らしく、この車両が現れた時は思わず「ラッキー!」と呟いてしまいます。
【雪の日のお楽しみ♪】
あまりにも有名になった第一只見川橋梁ビューポイント、でもこれだけを見て帰ってしまうのは勿体ない!奥会津の冬、特に雪の朝は可愛いサプライズの宝庫です!!
第二只見川橋梁の近く、名入の踏切。2017年12月17日9:27撮影
こちらは線路の上で活躍する除雪用の車両。この日は前夜から雪がたっぷり降ったため出動したようですが、突然目の前に現れてびっくり。真っ白な雪に映える黄色と只見線カラーの緑のラインが可愛らしくてまるで大きなおもちゃのようでした。
第二只見川橋梁、名入の踏切近く。2017年12月17日9:28撮影
すると今度は、サンタクロースのソリのようにシャンシャン♪という音ととともに現れた冬のヒーロー、除雪車。墨絵のような景色の中に黄色のコントラストが素敵です。
三島町・三島神社 2018年1月25日8:20撮影
そして、極めつけのおもちゃがこちら!この日は吹雪のため列車が神社の鳥居の前で立ち往生。サンタクロースのようなひげを蓄えたその表情は、困っているような、微笑んでいるような。とっても可愛いらしい只見線キハ40でした。
今季は雪が降らない異常事態が続いていますが、奥会津の冬はまだまだ先が長い!こんな景色が見られる日もそう遠くは無いでしょう。
まだ誰も足を踏み入れていないフカフカの雪や、朝日でキラキラ光る雪の華を見たいなら絶対早朝がおススメ!この冬は一棟貸ヴィレッヂに宿泊しながら、のんびり「雪朝散歩」はいかがですか?